現在は、以下の組み合わせが対象になります。
ZWO Ha SII OIII 31.7mm（1.25インチ）3枚セット 特価￥62,900
ZWO Ha SII OIII 31mm 3枚セット 特価￥72,500
ZWO Ha SII OIII 36mm 3枚セット 特価￥81,700
ZWO Ha SII OIII 50.8mm（2インチ）3枚セット 特価￥119,200
※フィルター3枚セットの値引きは自動計算されます。
価格は全て税込みです。送料無料でお送りします。
ASI294MC Proは、最新のソニーセンサーIMX294CJKを搭載した世界初のカメラです。14ビットADコンバーター・DDRメモリバッファを搭載し、飽和容量63700e-・読み出しノイズ1.2e-といった優れた特徴を持っています。
IMX294CJK
ソニーのサイトでは、有効画素1071万・対角21.63mm（マイクロフォーサーズサイズ）のカラーCMOSイメージセンサーと公式には説明されています。 ZWOはこれを改良し、有効画素1171万・対角23.2mmと増加させました。
天体撮影に向いた4Kをサポートする高感度4/3型CMOSイメージセンサ
IMX294CJKは天体撮影にも適した4/3型で、4Kの画素数で120fps（フレーム/秒）の出力を実現しています（ADC10 bit出力時。USB 3.0で使用する場合、4Kで最大25fpsまで実行できます）。また、大型画素を採用することでASI224（SNR1s：0.13）に近いSNR1s：0.14 lx（※1）を達成しています。
※1 SNR1sについて（英文）
圧倒的な低照度性能
大型光学系を生かし、1画素あたりの面積を4.63 μmまで拡大することでSNR1s：0.14 lxという圧倒的な低照度性能を実現しました。低照度性能を要求される天文カメラ用途に最適です。
DDRメモリバッファ
ASI294MC Proカメラには、データ転送の信頼性を向上させる256MB DDR3メモリー・バッファーが搭載されています。 さらに、メモリバッファを使用することで、カメラがUSB 2.0ポートで使用されているときの転送速度が遅いために発生する熱カブリも最小限に抑えられます。
ASI冷却カメラ「Cool」と「Pro」の主な違いは、DDRメモリバッファーが搭載されているかどうかです。
13ストップの14bit ADコンバーター
ASI294は14ビットのADコンバーターを使用し、13ストップ（※2）のダイナミックレンジを実現します。これは、高いダイナミックレンジが要求される星雲などの撮影に有利な特性です。13ストップのASI294は、ASI1600よりもさらに大きなダイナミックレンジを持っています。
※2 ダイナミックレンジの単位で、1ストップごとにダイナミックレンジは2倍になります。
HCGモード
HCG（high conversion gain）モードはゲイン設定が120以上になると自動的に有効になり、高ゲイン低レベル時ですらダイナミックレンジを損なうことなく読み出しノイズを抑えます。読み出しノイズは2e-以下に低下し、ダイナミックレンジは13ストップを維持します。
飽和容量（フルウェルキャパシティ）
63700e-の飽和容量は、ASI1600の容量の3倍です。 明るい星でさえ、長時間露出で飽和しません。
このカメラは、1回の露光でより高いSNR（信号対雑音比）を実現します。
信頼性のある構造
ASI294MC Proは、ASI1600 Proと同じ構造です。センサーの気密室を4本のネジで密封します。ZWO社のカメラは広範囲でテストされていて、非常に安定しています。
高湿度の環境で使用される場合でも、ASI294MC Proは結露の問題なく動作します。
高い量子効率
IMX294はBSI（背面照射型）センサーで、QE（量子効率）は非常に高く、ピークで75％を超えると推定されます。
暗電流
ASI294の暗電流は、ZWO社のテスト結果ではASI1600より同じ温度でわずかに低い値を示しています。
ダークフレームサンプルです。
ASI294MC Pro Dark Frame
ASI294 VS ASI1600
次の表は、ASI294とASI1600の比較です。
USB 3.0ポート & USB2.0ハブ
USB 3.0ポート：ASI294 Proを最高解像度（1171万画素）で16fps（14bit・ノーマルモード）または19fps（10bit・ハイスピードモード）で動作させるために必要な5Gbの帯域幅が得られます。
USB 2.0ハブ：フィルタホイール・ガイドカメラ・電動フォーカサーなど、さまざまなアクセサリを接続できます。ASI294 Proには、2本の0.5m USB 2.0ケーブルが付属します。USB 2.0ハブには外部電源が接続されています。
冷却システム
ASI294MC Proは2段のペルチェ冷却システムを採用しており、ディープクーリング（環境温度より35℃～40℃下）が可能です。
推奨電源：12V 3～5A（それ以上でも可）のACDCアダプター（2.1×5.5mm・センタープラス）。 9～15Vのバッテリーも使用可能です。
1. Tマウント-マイクロフォーサーズアダプター
2. ASIカメラ用EOS-Tマウントアダプター
3. 2インチフィルター（任意）
4. Tマウント-1.25インチ ノーズピース
5. 1.25インチフィルター（任意）
6. Tマウント-1.25インチフィルターアダプター（任意）
7. Tマウント-11mm延長筒（本体に付属）
接続に必要なケーブルやアダプター、クイックガイドなどが入っています。
現在のASI冷却カメラは常に電源が必要です（2021～2022年モデルで仕様変更）。
12V 4A ACアダプター PSE基準適合品 ￥1,980（税込）1年保証付
12V 5A ACアダプター PSE基準適合品 ￥2,180（税込）1年保証付（ASI6200・ASI2600・ASI2400用）
シガープラグケーブル ￥980（税込）1年保証付
※ご希望の方は冷却カメラご注文時に備考欄にお書きください。明細を修正し、メールでご連絡さしあげます。
Q. ASI294MC Proの暗電流（ダークノイズ）はいつから改善されたのですか？
A. 最初のデータは初期バージョンのソフトウェアでテストされたものです。2017年12月6日更新のSDKで暗電流が改善されました。それ以降のSDKを使用したキャプチャーソフトと、対応するドライバー（上記日付より新しいもの）を使用することにより暗電流は改善されます。ファームウェアの変更はありませんので、すべてのASI294MC Proが対応します。
撮影：永井 龍夫
カラーテスト用に撮影したもので、ダーク減算・フラット補正を行っていないものです。
撮影：永井 龍夫
光害カットフィルターが有効かテストしたものです。撮影データはギャラリーをご参照ください。
ASI294MC Proはカラーカメラですが、大変感度が高いため、ナローバンドフィルターを使ってSAO合成することもできます。
撮影：永井 龍夫
撮影データなどはギャラリーをご参照ください。
